
社労士として仕事をしていると、
「社労士さんって、もっと年上の方が多いイメージでした」
と言われることがあります。
たしかに、その印象には理由があります。
全国社会保険労務士会連合会の2024年度実態調査では、社労士の平均年齢は55.5歳、20〜29歳は0.4%、30〜39歳は**6.6%とされています。若い社労士は、実際にかなり少数派です。さらに、女性社労士の割合は全体の35.1%**とされていて、社労士全体では男性の方が多い状況です。
また、2024年版白書でも、登録社労士の年齢構成は20代0.4%、30代**6.5%となっていて、20代・30代を合わせても6.9%**にとどまっています。
こうした数字を見ると、
若い社労士が少ない。
その中でも女性はさらに多くない。
というのは、感覚ではなく、実際の傾向なのだと思います。
でも私は、このことを後ろ向きには捉えていません。
もちろん、社労士の仕事は経験がものをいう場面が多いです。
制度を知っているだけではなく、会社の事情をくみ取りながら、実務としてどう形にするかまで考える必要があります。
だからこそ、長年積み上げてきた先生方の知見には大きな価値があると感じています。
その一方で、若い女性社労士だからこそできることもあるのではないかと思っています。
たとえば、
経営者や担当者の方が、かたくなりすぎずに話しやすいこと。
「こんなことを聞いていいのかな」という段階でも、相談の入口になりやすいこと。
制度だけでなく、日々の人間関係や職場の空気感のような部分にも、丁寧に目を向けやすいこと。
そして、これからの働き方や価値観に、自然な感覚で向き合えること。
こうしたことは、若さや女性であることそのものが優れているという話ではなく、
違う角度から支援できる
という意味での強みだと思っています。
社労士というと、少しかたい印象を持たれることもあります。
でも本当は、労務の相談はもっと早い段階で、もっと気軽にしていいものだと思っています。
問題が大きくなってからではなく、
少し違和感がある段階で相談する。
制度を作る前に、いったん整理してみる。
従業員との関わり方に迷ったときに、第三者の視点を入れてみる。
そんなふうに、身近に相談できる存在でありたいと思っています。
若い社労士が少ない。
その中でも女性はまだ多くない。
だからこそ、自分にできる支え方や伝え方があるのではないか。
そんなことを、日々考えながら仕事をしています。
この仕事を通して、
「社労士って、もっと早く相談してよかったんだ」
と思っていただける機会を、少しずつ増やしていけたらうれしいです。
